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便秘の種類

けいれん性便秘

大腸のぜんどう運動が強すぎるために起こる便秘。原因は主にストレスです。持続的に便秘が続くことは少なく、過敏性腸症候群の便秘型としては、便秘と下痢が交互に起こったり、逆に慢性の下痢が続くこともあります。

食後に下腹部が痛くなったり、うさぎの糞のような便あるいは細い便しか出なかったり、残便感があったりする場合はこのタイプの可能性が高いです。

弛緩性便秘(結腸性便秘)

腸がたるんで、排便反射が鈍くなったり大腸のぜんどう(蠕動)運動が弱くなったりするため、便を十分に押し出せない便秘。慢性化した便秘のほとんどがこのタイプです。もともと腹筋や腹筋や横隔膜の筋力が弱い女性に多くみられます。内臓下垂のある人も、この便秘になりやすい傾向があります。

また、便秘薬などの下剤を乱用した場合もこの便秘になることがあります。弛緩性便秘になると、腹痛など強い症状を訴えることは少ないですが、便秘が長期間にわたると腹部膨満感、残便感、食欲不振などの症状が起こります。頭痛や肩こり、手足の冷え、倦怠感などの症状を伴うこともあります。
[習慣性便秘(直腸性便秘)]と併発することも少なくありません。

習慣性便秘(直腸性便秘)

便が直腸に送られても正常な排便反射が起こらずに直腸内に停滞する便秘。便意は15分程度我慢すると消えてしまいます。この便意を見逃したり無視したり、あるいは浣腸を乱用したりすると排便反射が鈍っていきます。便は、長時間にわたって直腸内に停滞すると水分がどんどん吸収されて固くなり、ますます出にくくなります。


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